私がまず初めにこれだけは言っておきたいのが、「離婚しないに越したことはない」ということです。離婚カウンセラーというと、すぐ「離婚を推奨する」と捉えられがちです。
しかし実はそうではないのです。相談者が抱えている様々な問題を「離婚」以外の方法で解決できるのならば、それが一番良いと私は考えています。 |
実際相談者の3分の2くらいにはまず「離婚」以外の解決方法をお勧めしています。それで元の鞘に納まる夫婦も多いのです。残りの3分の1が、明らかに「離婚」という解決方法しか見当たらない場合です。たとえば「命に関わるほどの夫の暴力」「家庭崩壊1歩手前の借金」などという相談時には相談者の安全確保や幸せになるための離婚に向けて最善の答を導き出していくのです。
それがカウンセラーの役目です。勿論、だからと言ってカウンセラーの独断は禁物です。相談者とカウンセラーの二人三脚なしには答は出ませんし、出してはいけないのです。 |
| 厚生労働省による調査では、平成18年の婚姻件数は73万2,000件、それに対して離婚件数は25万8,000件です。実に2.8:1の割合、つまり3組のカップルが結婚する前にどこかで1件の離婚が発生していることになります。この離婚件数を身近な数字に置き換えると、「約2分に1組」の夫婦が離婚している計算になります。私が18年前から始めた離婚相談も増加の一途を辿っています。 |
| そんな中、「ちょっと待って!その離婚」と言いたくなるようなケースが後を絶ちません。自分の結婚生活を、まるでアクセサリーや服を取り替えるような感覚で捨て去ろうとする人が増えているように思えます。その一方で、既に夫婦関係は破綻してしまっているにも関わらず、子供のためだとか経済力がないだとという理由から、我慢に我慢を重ねて結婚生活を続けている例もいまだに多いのが現実です。 |
| カウンセラーは、まず相談者の話を親身になって聞いてあげることで、相談者の傷ついた心を少しでも癒してあげてください。そして信頼関係を築いた上で、問題点はどこにあるのか相談者とともに見つけ出し、相談者のより良い明日のために力を添えてあげてください。相談者に一番あった幸せの形を見つける手助けをする、それが離婚カウンセラーとしての私たちの使命だと信じています。 |