岡野あつこが教える離婚回避マニュアル

Case5 妻の告白

セックスレスに陥った夫婦は!

次第に少なくなったセックス。
気がついてみると半年が過ぎていたという明子さん(35歳)。
夫の和也(38歳)さんには何かあったのでしょうか。
夫婦の絆はセックスだけで保たれるものではないとわかっていても、淋しさも否めない明子さんです。
夫の口から、信じられない言葉を聞いたのは、今から半年程前のことです。
「夫婦なんて、セックスしてもしょうがないよな。もうおれもオジサンだしさ、お前も別にしなくていいでしょ?」
そう言われて、まさか
「イヤよ、私はセックスがしたいわ」
と言えるほど、私たち夫婦は性について開放的ではありません。それにきっと趣味の悪い冗談だとも思いましたし、あまり気にしていなかったというのが本音です。
ただ、考えてみると、結婚して10年の間には、次第にセックスの回数が減っているのは事実でした。ここ数年は1ヵ月に2回あれば多い方だった気がします。

夫は仕事で疲れてる毎日。小学生になった子供が寝る時間が遅くなったこともありますので、そういうことは仕方がないのだろうと思っていました。
去年結婚した友人と話していた時のことです。私に小学生の子供がいることをうらやましがっていました。

「私は高齢出産になるけど、成るべく早く子供が欲しくて、毎日必死なのよ。でも、さすがにへばったわ」
「毎日?」
「だって、子供がほしいんだもの。明子ちゃんちみたいにベテラン夫婦になると、そんなこともないんでしょうね」
「ベテラン?」
「そうよ。だってセックスレスとかって普通のことでしょ?それとも和也さんはいまだに情熱的なの?」
冷やかすようなその言葉に、ややむっとしながらも、実際に回数が減っている自分たちの性生活について考えるようになりました。

私たちのように回数が減ってくるのは普通なのだと思っていました。でも、夫のまるで「もうセックスしません宣言」とも思えるような発言には、疑問を感じて仕方ありませんでした。
そんなことを考え始めると、急に夫とのセックスが懐かしくなりました。女性としての魅力がなくなってきてしまったのが原因だろうか、と思うと、やりきれないほどの淋しさに襲われました。
子供にかかりっきりで、先に寝てしまったり、あまりおしゃれもしなくなったり、夫の喜ぶような言葉もかけていなかった、という反省が頭を巡りました。そしてその晩、私は思い切って尋ねました。

「和也さん、私たち、もう男と女として愛し合うことはないの?」
「おまえ、何言ってんだ?そんなにやりたいのか?」
「そういうことじゃなくて・・・」
「熟女の欲情か?若い頃にそんなことをいわれたら、たまらなかっただろうな」

夫はちゃかすようなことをいい、いやらしい目つきで私を眺めていました。私は、破廉恥な女だと思われるのが嫌で、思わずその場は話をやめてしまいました。
ただ、それでもやっぱり、夫の愛情を確かめたくて、そのあと何回か夫のベッドに潜り込んだり、新しいコンドームを買ってきては、枕元に置いてみたりしました。ベッドにもぐりこんだときには
「なんだよ、みっともない!」
と背を向けられてしまいましたし、コンドームは無視されたまま、今だに枕元に置いたままです。

夫は、本当に私とセックスをするつもりがないようです。子供は一人でいいと決めていましたから、確かに子供を作るという意味では、セックスは必要ないとも言えます。でも、夫婦のセックスってそんなものではないと、私は信じています。
スキンシップの先には、愛情表現の一つとして、いくつになっても抱き合える関係が欲しいのです。

ところがある日、夫のスーツをクリーニングに出すためにポケットを確認していたときのことです。なんと風俗嬢の名刺を見つけてしまったのです。夫は風俗に通っているのでしょうか?と、いうことは外ではセックスをしたり、性欲を晴らすようなことをしているということです。
あまりにショックだったので、夫に問いただしました。

「和也さん、この名刺はどういうことなの?」
「俺だって男なんだ。風俗くらい行くよ」
「風俗くらいは・・って、私以外の人に性欲を感じているってことなのね?」
「おまえ、細かいことを言うね。悪いけど、ほかにも俺の相手をしてくれる女の子くらいいくらでもいるよ」
と居直られてしまいました。風俗通いだけでなく浮気までしているようなのです。

「だから、私とは必要なくなったのね?」
「なにも、家に帰ってまで疲れることをしなくていいでしょ?」
「疲れることって・・・」
「そうでしょ。おまえだって子供が小さい頃は一緒に寝ちゃってただろ?疲れちゃってできないのは同じだよ」
「その頃に、相手をしなかった私がいけないの?」
「別に、そうは言わないよ。でも、俺がどこで性欲を晴らしてるかなんて、考えもしなかっただろ?自分に余裕がある今になって相手をしろって言うのも虫がよすぎるんじゃないの?」
「そんなこと・・・」
「違うのか?」
「違います。私は、あなたを愛しているから、あなたに愛されていることを確かめたいだけなの」

夫は、ふざけて私を押し倒してみせました。そして、なにもせず笑って浴室に消えて行きました。
このままでは、夫の性欲処理は好き放題、私はセックスのない人生になってしまいます。もちろん、セックスだけの問題ではありません。私は夫を愛しているので、そんな毎日がとても淋しいのです。

お申し込みフォーム

※休日(土日)祝日のメールでの受付・ご予約はできません。お急ぎの方はお電話でお願いいたします。