岡野あつこが教える離婚回避マニュアル

Case4 妻の告白

セックスにまつわる夫婦の誤解!

絵里子さん(31歳)は、夫の俊一さん(32歳)とのマンネリのセックスに悩んでいました。
ある時、妻の本音が夫に伝わり、彼は変りました。
でも、豹変した夫のセックスにはもっと困惑することになってしまったのです。
彼のことは愛しています。
彼も私を愛しているでしょうし、結婚してから浮気をしたりしたことはないと思います。
ただ、彼とのセックスに関しては、悩みが尽きないのです。

結婚してすぐに子供が生まれた私たちには、2歳の子供がいます。
妊娠中や子供が生まれてすぐの頃は、私の体を気遣ってくれて、セックスの回数が減っていました。
それは当たり前のことですし、仕方がないことだと思っていましたが、産後半年を過ぎたころから、彼は毎日求めてくるようになりました。
誰でもそうでしょうが、夫婦のセックスについて、話し合うことなんてないと思います。

例えば、いつするとか回数です。
事前に話し合っているという話は聞いたことがありません。
ですから、お互いの性欲やその場の雰囲気でいいと思っていました。
でも、彼はちょっと違うみたいなんです。

「昼間はずっと絵里のことを考えてたんだ」
帰宅して玄関を入るなり抱きついてくることもあります。
子供が寝ていると、そのまま寝室に行くこともあるのです。
まるで発情期。時には、抵抗するほどいやだということもありますが、たいがいは応じてきました。

私も性欲が弱い方ではないので、セックスをすることそのものには抵抗はありません。
でも、毎日毎日、同じ手順で同じことを繰り返していることに、次第につまらなさを感じ、ついに、絶頂に達することができなくなってしまいました。
こういう状態を、ある種の欲求不満と言うのではないかと思います。
でも、彼の方は、毎日同じように射精しているので、きっと満足しているのでしょう。
彼と一緒に暮らしている限り、このマンネリのセックスを続けなくてはならないかと思うと、拒否できないまでも、たまには浮かない表情になってしまうこともあります。

「絵里、なんでうわの空なんだ?」
「え、そんなことないわ」
「このごろ、ちっとも感じていないじゃないか!」
この投げかけに対して、何を言うのがいちばん彼を傷つけないかを考えていると、
「まさか、浮気しているんじゃないか?」
と彼の方からビックリするような言葉が飛び出しました。

浮気をしているなどと思われるのは、あまりにも心外なので、私は本当のことを言いました。
「あなたとのセックスが、マンネリになってしまって・・・」
「そんなことが不満だったのか?」
「…不満てことはないんだけど、いつもいつも同じことばかりで」
彼は黙りこんでしまいました。

5分ほど押し黙った後、彼が言った一言はても意外なものでした。
「俺がマンネリってことか?」
「言葉尻をとらえたことを言うのね。
マンネリなのはあなた自身じゃなくて、あなたのセックスの手順やしてくれることが・・・」
ここまで言いかけて、私はハッとしました。
思わずこんなに詳しく言ってしまったことで、彼は何を思うのだろうと。

案の定、彼は嫌なこと言いだしました。
「そうか。経験豊富な絵里を、俺では満たすことができないってことなんだ」
「違うわ。そんなことじゃない!」
「じゃあ、俺じゃなければいいってことか?」
「あなた、どこまでひねくれてるの? 私は経験豊富でもないし、あなた以外の人に抱かれようなんて思ってないわ」
私が少し激しく言ったので、彼はそのまま背を向けて寝てしまいました。
私にしてみれば、せっかくの話す機会を失ったのは残念だったのですが・・・

それから1週間、彼とのセックスはありませんでした。
その他の日常には変化はなかったのですが、彼は夕食が終るとさっさと1人で寝てしまうのです。
私は悪いことを言ってしまったと気にしていました。

ところが、そんなことを思っていたある日、夕食を終えた彼が、
「絵里・・抱きたいよ。絵里が欲しい」
と言いだしました。
そんな言葉を言われたことがないので、とても驚きました。
でも、この言い方からしても、何かが変ったかもしれないし、そうだったら嬉しいと期待しました。
その時から、確かに彼のセックスが変りました。
珍しい体位や、大人のオモチャなども買いそろえてきました。
とにかく過激なことを取り入れようとしていました。
アダルトビデオを見せられ、同じことをさせられることもあります。
「いいだろう?どうだ?」
「う、うん・・・。どうしちゃったの・・・?」
そこまでの言葉を言うと、先の言葉を言えないように、彼はまたわたしの口びるを自分の口びるでふさぎ、私の体をまさぐり始めました。
彼は変わってから、私はまた感じるようになっていました。
でも、なんだか普通じゃないことばかりしているようで、どこか気恥ずかしいし、変態夫婦になってしまったのではないかと不安にさえなります。

確かに私は、一つ覚えのような通りいっぺんのセックスには飽き飽きしていました。
でも、今はあまりにもバラエティーに富み過ぎて、ついていけない気分です。
今のところ、私はこの状態に対して「いや」と言ったことはありません。
なので、彼は私を満たしているという自己満足の中にいるのだと思います。
確かに、性欲は、充分に満たされるようになったと言えますが、こんな毎日を過ごしていたら、だんだん彼のことが嫌いになってしまいそうです。

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