| 岡野あつこ流 離婚論 「経験は神様からの贈り物」 |
| 私も離婚経験者です。まずは、その体験談をお話しします。 |
| 私が夫として選んだのは5歳年下の男性。そんな、夫の最大の欠点は女にだらしがないことでした。痴話喧嘩は日常茶飯事でしたが、夫の言うことはただ一つ「俺を信じろ!」。そこで、私はこう考えることにしました。「私こそが本妻なのだから、どーんと構えていれば、そのうち戻ってくる」と。しかし、浮気癖は一向に治らないどころか、あるときから一人の女性に入れ込むようになったのです。 |
| 私は、何とか夫の気持ちを取り戻したい一心で、私は考えられるありとあらゆる手段を講じました。少しでも夫にとって居心地のいい家庭にしようと努力に努力を重ねましたし、夫の上司や知人に仲立ちを頼んでの話し合いもしました。 |
| 今となっては笑い話ですが、AVを見てのセックス研究や、浮気封じのおまじないまでしたのです。そして、こうした惨めさや困難は私を強くしたようです。私は、いつしかこの辛い現実が自分の人生の一つの通過点でしかないようにしようと決心していました。それが私の「後悔しないための離婚」です。 |
| 私が今、離婚を考えている方々のお役に立てるのは、何と言ってもこのときの経験によるものと言っていいでしょう。特に「結婚生活を続けるためにありとあらゆる努力をした」という、この自信が今の私を支えています。だから私が相談者たちによく言うことは、「傷つかない離婚はあり得ない」ということと「今は目一杯傷つきなさい」ということです。鈍感な感性のまま、ただ相手を攻めるだけでは反省も挫折感も味わえませんし、そんな気持ちからは何も生まれてはきません。 |
どんなに辛いものであっても、経験は神様からの贈り物。
結婚生活を続けるにしろ、終わらせるにしろ、踏みしだかれてくしゃくしゃになった心こそ、再びよみがえるときに、あなたをより強く、大きくしてくれるはずです。 |